日本の焼き物の特徴

ライフスタイル

みなさんは日本の伝統的な焼き物についてどれだけ知っていますか。
有田焼、伊万里焼、美濃焼などなんとなく聞いたことあるようなものもあれば、
全く知らないものもあると思います。
今回は、日本の焼き物それぞれの特徴や違いをご紹介いたします。

波佐見焼(はさみやき) 【九州地方/長崎県】

波佐見焼」とは?その特徴と歴史。近年注目の理由はここにある | 中川政七商店の読みもの

波佐見焼は、長崎県の東彼杵郡波佐見町という総面積約56㎢、人口は約1万5000人の
町から作られている陶磁器です。
1598年(慶長3年)大村藩主の大村喜前が朝鮮の陶工を連れ帰ったことが波佐見焼の始まりで、
翌年の1559年(慶長4年)から実際に焼き物作りが始まりました。
波佐見焼の中でも、くらわんか碗やコンプラ瓶、ワレニッカ食器などがよく知られています。

波佐見焼を一言でいうと

シンプル、モダンなデザインで実用的なオールマイティー系!

波佐見焼の特徴は、白磁と透明感のある呉須の藍色が美しいことです。
電子レンジや食洗機も使える丈夫なものが多く、比較的安価なところが日常使いにぴったり。
現代の暮らしに寄り添ううつわです。

九谷焼(くたにやき) 【北陸地方/石川県】

九谷焼について|石川の伝統工芸|漆陶舗 あらき

九谷焼(くたにやき)は、石川県加賀市周辺で作られている陶磁器です。
色絵のついた陶磁器の伝統工芸品で、江戸時代前期に誕生しました。
九谷焼の始まりは1655年(明暦元年)に遡ります。
加賀藩の分家である大聖寺藩領の九谷村で生産されたことから九谷焼の名がつきました。

九谷焼を一言でいうと

赤、黄、緑、紫、紺青などの鮮やかな絵付けのカラフル系!

九谷焼の最大の特徴は、何と言っても「九谷五彩」とよばれる、赤・黄・緑・紫・紺青の5色の絵の具を厚く盛り上げて塗る鮮やかな彩法です。
現代ではその多色づかいを生かした可愛らしいデザインやモダンなデザインも増え、
より種類豊富で個性も豊かな九谷焼を楽しむことができます。

有田焼(ありたやき) 【九州地方/佐賀】

伊万里・有田焼 / 佐賀県

伊万里焼(いまりやき)・有田焼(ありたやき)は、佐賀県有田町周辺で作られている磁器です。
薄く華奢な印象の伊万里焼・有田焼ですが、どちらも陶石から作られた磁器のために
耐久性に優れています。
伊万里焼・有田焼の起源は江戸時代の1616年(元和2年)に遡ります。
鍋島直茂により朝鮮から渡ってきた李参平によって陶石が発見され、焼き物の歴史が始まりました。

有田焼を一言でいうと

ガラスのような透明感のある白磁・繊細な絵付けの守りたくなる系!

伊万里焼・有田焼の特徴は、キメが細かくなめらかな手触り、透明感のある白磁に染め付け呉須の藍と鮮やかな赤の配色です。
キメが細かく、繊細な様子は見ているだけで守りたくなるでしょう。

やちむん  【九州地方/沖縄】

民芸好き・器好きが惹かれる沖縄の手仕事「やちむん」。秋の食卓を彩る器特集 | Sheage(シェアージュ)

「やちむん」とは、沖縄の言葉で「焼き物」のこと。
1616年、当時中国や東南アジア、朝鮮などと貿易をさかんに行っていた沖縄に、朝鮮人陶工が製陶技法を伝えたのが始まりだとされています。
どことなく異国の風情も感じさせる和の食器は、沖縄の自然や海の青にも調和する、
愛嬌を感じる雰囲気です。

やちむんを一言でいうと

大胆な紋様とぽってりとしたフォルムの素朴系!

ぽってりとした厚みと大らかな絵付けで沖縄ののんびりとした感じが現れています。

まとめ

どうでしたか?みなさんのお気に入りは決まりましたか?
もちろんこれだけではなくたくさんあるので、自分の地方の焼き物を探したり
お気に入りの一品を探してみましょう!

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