
みなさんはもう自分が一生続けられそうな仕事は見つかりましたか。一体、何が正解で何が不正解なのか、実際は会社に入って働いてみないとわからないのが現実です。ですがそれでも人は就職先を自分で決め、仕事をして働かなければなりません。仕事をして働くためにはまず就職活動をしなければなりません。働くとはどういうことなのか、日本の状況は今どうなっているのか、これからどうなっていくのか。自分が働くうえで大切にしたいことは何なのか。今回は働き方と今とこれからについて、自分の考えを織り交ぜながらご紹介していきます。
働くとは

働くとは、仕事をする。労働する。特に職業としてあるいは生計を維持するために、一定の職に就く。と辞書に書いてありました。今、日本という国で生きている人間のほとんどは高校や専門学校、大学を卒業したら自動的に就職をする、一定の職に就く。というカタチが主流となっています。その就職をするために私たちの前に立ちはだかる壁が「就職活動」です。好きなことだけをして生きていきたい。好きなことを仕事にしたい。そんな言葉をよく耳にするように就職をするにはまずは職業を決めなければなりません。自分に向いている職業をすぐに見つけることができると悩まず簡単に就活ができるのですがなかなか見つけることができず焦ってしまいます。反対に、自分の好きなことを職業にできたり第一志望の企業に内定をもらい就職できても、入社して辞めてしまうという人が多くいるのが今の現状です。
2022年10月28日、厚生労働省が新規学卒就職者の離職状況(2019年3月卒業者の状況)を公表しています。大卒者の就職後3年以内の離職率は31.5%で、前年より0.3ポイント増加。高卒者の離職率は35.9%で前年より1.0ポイント減と2年続けて減少しています。それぞれの職業によって離職状況はさまざまですが、一度自分で苦労し決断して決めた就職先を辞めなければならないほど現実はそんなに甘くないのです。辞めたからといって人生が終わるわけでもなく転職して入った会社が長く続くというパターンもあり人それぞれのカタチがあります。
自分が生きていくうえで働くうえで一番大切にしたいことを今のうちから見つけること、自分のことは自分自身が一番わかってあげられると働く上でモチベーションを長く保つことができるのではないでしょうか。まずは自己分析をたくさんして自分のことをよく知ること機会を作りましょう。
現在の働き方

みなさんは働く上で一番大切にしたいものは何ですか。就活を間近に控えている友人に聞いたところ勤務地、福利厚生、給料、ちゃんと休みがあるのかどうか、人間関係などさまざまな考えがありました。現在の日本では「働き方改革」というものがあります。働き方改革とは企業や労働環境が抱えている諸問題を解決するための取り組みのことを指し、その中でも最近よく耳にすることが多いフレックスタイム制について詳しく調べてみました。
そもそもフレックスタイム制とは何か、フレックスタイム制とは労働者が日々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることによって、生活と業務との調和を図りながら効率的に働くことができる制度です。フレックスタイム制を導入している会社は業種によって異なり、それぞれメリット、デメリットがあります。
メリットの一つとしては働く人の生活と仕事のバランスがうまく取れるというところです。仕事量は時期によって異なるので、多忙な時期は集中して取り組み、仕事が少ない時期は早めに切り上げるといったメリハリのある働き方もあり、またメンタル的にも時間に縛られないことによってストレスフリーになり健康的な生活を送ることができます。
デメリットの一つとしてはコミュニケーションがうまく取ることができないという点です。仕事をするうえでのコミュニケーションをとることは大切で、意思疎通や情報共有がうまくいっていないとスムーズに仕事を進めることは難しいです。そのため自分の好きな時間に出社し、退社するといったフレックスタイム制はコミュニケーションを上手く取れなかったり、一定の人だけフレックスタイム制を利用できたりできなかったりと偏りが出てきてしまいます。
業種によってさまざまな問題が出てきますが、私はフレックスタイム制に賛成しています。仕事をする上でまずは自分のメンタル的な部分と働きがいを大切にしているので、時間に縛られずに生活と仕事のバランスを上手く取ることのできる環境はすごく大事です。
少子高齢化と女性の社会進出

日本が抱える大きな問題である少子高齢化は人口のうち若年齢者の割合が減少する少子化、高齢者の割合が増加する高齢化が同時に進行している状態のことです。少子高齢化が進んでいる原因の一つとして、女性の社会進出がよく挙げられています。キャリアウーマンが増えたことから晩婚化や未婚率の上昇など結婚や出産に関する価値観が多様化したことや、結婚をしても仕事と子育てを両立できる環境が不十分なため、育児休暇の取得や出産後の就労継続やキャリア形成で不利になってしまうのではないかといった雇用に関する不安があります。そういった観点から日本の少子高齢化と女性の社会進出は大きく関わっているということになります。
現在では、女性が働きやすくなるように環境を整えている企業が多くなってきました。身近なところでも、出産をして育児休暇を終えた人がしっかり社会に戻って働いているという話をよく聞くようになりました。企業の中でそういったお手本になるようなかたが一人でもいたら安心できます。そういった面もこれからどんどん進んでいくことを願いたいです。
常に考えよう

今回は働き方の今とこれからを大きなテーマにし感じたこと、知りたいことを記事にしてみました。私自身も日本は今どういう状況なのか、自分の行きたい企業はどのようなことに力を入れているのか、さらに自分には何ができるのかを考える良い機会となりました。まだまだ知らない問題だらけの世の中ですが、働く上で自分が一番大切にしたいことを見失わないようにしていけば自分自身にあった働き方がきっと見つかるはずです。頑張っていきましょう。
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