アニメ用語について知ろう!「今季」って一体なんなの?

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アニメ・・・それは日本を代表する世界的にも有名な文化であり、日本では日常に溶け込むほど馴染み深いものです。2、3年前から鬼滅の刃が大流行したり、子供から大人までアニメの話題が出てきたりすることは少なくありません。そんなアニメ大国日本ですがSNSなどでアニメの話題を見掛ける時こんな言葉を見たことはありませんか?「今季アニメ」「モーションキャプチャ」「作画崩壊」ニュースでは目にしないものばかりですよね。いくら日本人でもアニメについてよく知っている人ばかりじゃありません。そこで今回はアニメ好きやアニメオタクがよく口にする言葉について見ていきましょう!

「今季アニメ」とは

筆者である私は今でこそアニメオタクを自負していますが、この言葉について知らなかった時はアニメオタクとの会話にスピード感がなくなったり一気に話についていけなくなったりした覚えがあります。それが「今季アニメ」または「今季」と呼ばれています。

この言葉を理解するにはアニメが放送される時期から見ていくとわかりやすいです。

実はアニメの第一話が放送される月は大体決まっています。

年が変わる1月から数えると、1月、4月、7月、10月の四つです。大半のアニメはこの月のどこかで第一話が放送されます。第一話が放送されると次の節目になる月になる前にはアニメが終了して次のアニメが始まる・・・といった3ヶ月ごとのサイクルになります。そしてこのサイクル、それぞれの期間は季節で分かれていると思いませんか。1月は冬で、4月は分かりやすく春、7月が夏で10月は秋、といった感じで当てはめられます。ですので1月に放送が開始されるアニメのことを「冬アニメ」や「冬季アニメ」と呼びます。

そしてここからが今季アニメの説明です。

放送が開始される月ごとに季節で分けて呼んでいるのがわかったと思います。勘の良い方はわかったかもしれません。そう、「今季アニメ」とは「今の季節に放送されているアニメ」です。初見で見聞きすると分かりづらいですが、めちゃくちゃそのまんまの意味です。おそらくこの記事が公開されるのは10月。よって今、今季アニメが指すのは10月に放送開始の秋アニメのことになります。

ちなみにですが2022年の秋アニメはチェンソーマンがおすすめです!OPの主題歌はなんと米津玄師が歌っているんです。他にもEDの映像が毎回変わったり、戦闘シーンに3DCGが上手く使われていたりして臨場感が半端ないです!アニメの批評でよく耳にする「作画崩壊」も今の所大きな問題はありません。今季アニメは始まったばかりなので今なら最新話に追いつけます!余裕があれば他のアニメもチェックしてみてもいいかもしれませんね。

「作画崩壊」とは

次は作画崩壊についてです。言葉の意味合いは読んで字の如く作画つまりアニメの絵が崩壊、崩れておかしくなるといったところですね。例えば目が大きくなりすぎていたり子供が大人と変わらないくらいの身長になっていたりと作画崩壊の種類は多岐にわたります。作画崩壊はアニメの批評の際、悪い表現として使われていることが多いですが、面白い作画崩壊アニメ!といった作画崩壊をいじるようなポジティブに捉えられなくもない使われ方もしています。そんな中私は作画崩壊を見つけると「疲れてるのかなぁ」とちょっと心配してしまいます。

作画崩壊と一口にいっても絵が崩れていればなんでも作画崩壊になるわけではありません。アニメは動画ですから流している時に大きく違和感がなければ作画崩壊ではないと私は考えています。何故ならアニメの表現としてわざと絵を崩している場合があるからです。例えば人物が素早く動くシーンで細長くしたり潰したりしてわざと崩している時があります。私的にはこれは作画崩壊には入りません。何故なら動画として見た時に早そうという迫力があるからです。こういった迫力を与えたい場合に使われている技法は中割りと呼ばれています。この他にもわざと作画崩壊させている要因はあります。ただ最近のアニメはしゃべっている時や動きの少ないシーンの絵の綺麗さが基本装備されているようなアニメが多いです。

比べやすいようにリメイクされたアニメを例に出すとゲゲゲの鬼太郎の作画は今と昔を比べるとだいぶ違います。顕著なのはねこ娘ですね。2007年までに放送されたゲゲゲの鬼太郎では鬼太郎と背丈もあまり変わらないし猫らしく瞳も細いです。しかし2018年にリメイクされたねこ娘は鬼太郎より背が高い!それに瞳は人間の瞳と変わらない!まあちゃんと猫っぽい瞳になる時もありますが・・・。めちゃくちゃ変わりましたねこ娘。2018年版は大人っぽくなり昔のようなデフォルメ感があまり無いんです。一目で綺麗になったことがわかります。初めてリメイクされたゲゲゲの鬼太郎を見た時新しいキャラクターかと思って見ていたら「ねこ娘」と呼ばれていたので思わず近くにいた父に「マジ?」と言いながら顔を見合わせたのを覚えています。

このように最近のアニメは綺麗な絵になっている物が多く、少しでも作画を崩すと作画崩壊だ!と言われてしまうことも少なく無いようです。

「モーションキャプチャ」はCGと同じ?

皆さんアニメについてよくわからないまま調べていくと「モーションキャプチャ」がうんたらかんたら、みたいなものを見たことありませんか?映像を見るとCGが隣にいる変な機械付けた人と同じ動きしてるだけのやつです。あれ何気なーくやってるように見えますが、あれのおかげでCGに動きをつける作業が楽になるんです。

まずCGとはコンピューターグラフィックス(Computer Graphics)の略でコンピュータを使って作られた図形や画像のことを言います。CGの使われ方はアニメのみならず映画でもよく使われています。というか私の感覚的には映画の方がアニメよりCGをよく使っている印象が強いです。映画だったら本編が始まる前の制作会社のロゴが出てくるシーンや大爆発しているシーンなどでしょうか。皆さん一度は見たことありますよね。アニメでもCGは使われていて人物や建物に至るまで全編CGで作られたアニメやよく見ないとわかりませんが道行く人達にだけCGが使われているなど昔は絵のみで作られていたアニメは変わってきています。ここまでがCGの説明です。

次にモーションキャプチャですが、端的にいうと実際の人の動きをCGに反映させて動きをつけているのです。だからモーションキャプチャの映像には変な機械を付けた人が隣にいるんです。さあ、ここでも勘の良い方は気づいたんじゃ無いですか?CGとモーションキャプチャの関係が。わかりやすく説明するために人のCGを例に挙げますね。CGってさっき説明したようにコンピューターで作られた図形や画像のことなんです。だからこれだけじゃ動きません。そこで何をするか、動きをつける作業をする必要があるんです。そしてこの作業、人のCGを作るならとっっても大変です。動かすところがたくさんありますからね!蒸気機関車のような複雑な動きをしない無機物ならまだ簡単です。そこまでクオリティを求めないなら動かすところは車輪や車輪を動かすために必要な機構だけ動かせばいいんです。それが人となると首や肘といった関節部分だけでも蒸気機関車を動かすよりも多くの部分を動くようにしなければなりません。それに加えて瞼や口、呼吸をしているときの胸や髪の毛が風に靡く動きまで再現するとしたらキリがないですよ。この作業は基本手で打ち込んでいきます。私はCGを齧る程度触った時に蒸気機関車を動かしたことがありますが、動かす向きや速度を間違えると大惨事です。無機物でこれなのだから人になると作業量はとんでもないことになりますよ・・・。そこで登場するのが「モーションキャプチャ」。これを使えばあら不思議!首や肘、肩、足など大まかな動きはこれで大丈夫!あの変な機械を付けた人が動いてその動きをCGに付ければCGは動きます。変な機械は人の動きを読み取る機械なので馬鹿にできませんよ。あとは細かい動きだけですね。大まかな動きはできてるので大幅な時間短縮になりました!作業量も減って細かい部分に気を配ることができ、クオリティの高いCGができるというわけです。

まとめると、CGはコンピューターで作った図形や画像、モーションキャプチャはCGを動かすために必要な時間や作業の短縮ができる機構という訳です!モーションキャプチャはある意味CGを作る上ではCGの一部と捉えることもできるので、アニメの話というよりはCGにまつわる技術の話になりましたね。結構端折っているのでもっと詳しく知りたい方は「モーションキャプチャ 仕組み」で検索してみるとたくさんヒットしますよ!

モーションキャプチャが使われたアニメといえば、私が覚えているのだとプリキュアですね。いつからかEDでプリキュアが踊り出してそこからはモーションキャプチャを使っているようです。現在毎週日曜放送中のデリシャスパーティ♡プリキュアもEDで踊ってます!食べ物がテーマになっていることもあってEDの導入はジュースが注がれたグラスを乾杯しています。なんならここからCGが使われてますね。通称デパプリと呼ばれる本作、なんと作中でレストランのマナーや和菓子について解説しているシーンが見られます。というか見ました。水無月という和菓子を初めて知る&解説付きだったので最近のプリキュアはここまでしてくれるのかーとCGやモーションキャプチャとは関係ないところでも感心しました。

アニメって色んな言葉があるんです!

今回の記事はいかがだったでしょうか?アニメ大国日本の名に恥じない程度のアニメに対する知識が得られていれば何よりです。特に「今季アニメ」は「今季」と言うケースが非常に多いのでちょっと注意かもしれません。今回アニメも紹介した形になりましたがアニメって毎年たくさん新作が出るんですよ。その代わり長期間放送するアニメは限られているのでそこは根強い人気があるんだろうなって思っています。ゲゲゲの鬼太郎みたいにリメイクして放送されるケースは最近よく見ますね。デジモンアドベンチャー:とかシャーマンキングとか。個人的にはリメイクだとフルーツバスケットがおすすめですね。泣きたい方には尚更おすすめです!

アニメは奥が深いと言うか作品の数だけこだわりもあるので、特殊な設定も出てきますが今回紹介したのはアニメをなるべく円滑に楽しく見ていくために知っておいたら楽だよ!頭を悩ませずに済むよ!って感じのものだったのでよりアニメを知るきっかけになったら嬉しいです。

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