妖怪って怖い?「夏目友人帳」で知ってみよう

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そもそも「妖怪」って何?言ってしまえば空想上の生き物ですが、妖怪の位置付けとしては海外の吸血鬼や狼男と同じような感じです。妖怪で有名なのはぬらりひょんや雪女などでしょう。妖怪について知るのは勿論、人と妖怪の関わり方についても「夏目友人帳」で見ていきましょう。

1.ニャンコ先生/斑

ニャンコ先生は「夏目友人帳」の主人公 夏目貴志の用心棒をしている妖怪です。雪女のように分かりやすい妖怪の名前はありませんが、人間が名前を名乗るようにニャンコ先生にも斑という名前があります。普段はまんまるとしたブサイクなの可愛いのか分からない猫の姿をしています。実際は大きな白い獣の妖怪で鋭い爪があったり、獣らしく牙もあります。猫の姿でも獣の姿でも額から眩い光を放ち周りの妖怪を退けることができます。しかしニャンコ先生はお酒が大好きなので飲んだ後だとアルコール成分が入ってしまうのだとか笑。普段猫の姿をしているのは夏目と出会うまで招き猫に封印されていたからです。

2.子狐

狐は妖怪の中でとても有名ですよね。狐が祀られている稲荷神社などにいるような善い狐(善狐)もいますが、人間に化けたり、悪戯したりするあまり善くない狐もいます。妖怪としての狐は九尾の狐や仙狐、空狐など長く生きて力をつけることにより神様に近づくような狐がいます。そんな狐ですがなんと夏目友人帳にも登場しています。子狐ですがしっかり妖怪です。子狐は母親を亡くし、他の妖怪たちにいじめられていたところを夏目に助けられる形で縁を繋ぎます。普通の人間にはただの狐に見えますが、妖怪が見える人には狐の耳と尾が生えた人間の子供のように見えます。この子狐も人間に化けようとするのですが、まだ完璧にはできません。作中では一日だけ人間に化けることができる薬を使っています。

3.人魚

人魚は外国の話と思われがちですが、日本にも人魚はいます!ただ日本の人魚は顔だけが人間で体は魚という馴染みのない姿で伝えられていますが・・・和歌山県のとある社寺には人魚のミイラがあると言われています。作中の人魚はみんなに馴染みのある姿ですがフナという魚に化けられます。名前は笹舟と言い、千津という人間の女の子と仲良くしていましたが自分が人魚だということがバレてしまい、人魚の血が欲しいと言われてしまったのです。いろんな人魚の話に「人魚の血を飲めば不老不死になれる」という伝説があります。笹舟は自分と仲良くしてくれていたのは血が欲しかったからだったのかと失望してしまいます。私はこの話を見た時なんとも悲しくなりました。その後も話は続くのですがそこは割愛!

4.影茶碗

作中に出てきた妖怪で、名工に焼かれ捨てられた茶碗の妖怪です。筆者は付喪神のような存在だと思っています。付喪神とは長く大事に使われていた物に宿るとされている神様のことです。この妖怪は民家に住み着き、災いを走って知らせ、時には災いを受けてくれます。夏目も災いを知らせてもらったり、別の妖怪に食べられそうになった時に災いを受けてくれたりしました。見た目は格好いい訳でも可愛い訳でもありませんがこうやって人を守ってくれるような妖怪もいます。

まとめ

夏目友人帳を交えて妖怪について紹介していきました。妖怪にはまだまだ色んな種類や伝説、逸話が残されていて諸外国とは違った雰囲気を楽しめるでしょう。物騒な話が多い妖怪ですが中には人間を守ってくれるような妖怪もいます。妖怪そのものについて調べてみたり、夏目友人帳を見てみたりするのもありですね!最初に妖怪は空想上の生き物と書きましたが、もしかしたら見えないだけですぐそこにいるのかもしれません。理解できない事象を何とかして理解するために妖怪がいることにしたという見解もあります。どう思うかはその人次第ですが見えないものに思いを馳せるのはロマンがあると思います。日々を過ごす中で「もしかしてここに妖怪が?」と想像してみてもいいかもしれません。

参考にした作品の情報

白泉社 夏目友人帳:https://lala.ne.jp/sakuhin/?id=3

アニメ 夏目友人帳:http://www.natsume-anime.jp/

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